南米秘境巡り
        11年9月

 02年のペル−(マチュピチュ)以来2度目の南米旅行で、すでに古希を迎え、体力的に不安があったが、イグアスの滝をみたいという長年の夢をかなえようと、14日間のツアーに参加しました。主な見どころは「エンジェルフォール」「アマゾン川クルーズ」「イグアスの滝」「レンソイス砂漠」です。

初日、トロントでの乗継便がなかなか出発せず、2時間近くも機内待機。原因は乗客の一人が出国審査で引っかかり搭乗できず、その乗客の荷物を下ろす羽目に。下ろし終わった後、出国審査がOKになり、再び荷物を積み込んで、やっと出発かと思ったら、今度は乗務員の一部が手荷物を持って出て行ってしまった。なんと、勤務時間オーバーになってしまうので、乗務できないとのこと。結局この便は飛ばないことになり全員待合室へ。
 4時間後別便が仕立てられて出発したが、おかげでカラカスで一泊するはずが機内泊となるハップニングに見舞われました。

かくして、エンジェルフォールの観光拠点のカナイマまで成田を出発してから30時間と結構疲れました。翌早朝5時にエンジン付きボートでエンジェルフォールを目指しました。板を渡しただけの椅子に座って5時間の行程は足元に侵入してくる水に悩まされながらで、結構疲れます。(船頭がしょっちゅう汲み出してはいますが・・)。

帰りにサポの滝へ寄りました。滝の裏側を歩くのですが、ものすごい水量で迫力満点でした。

イグアスの滝は世界最大の滝で、ナイアガラの滝、ビクトリアの滝と合わせて、世界3大瀑布と呼ばれています。今回で3大瀑布を全て訪れたことになりました。滝つぼに入るボートは刺激的です。日本人は雨具で完全武装しますが、外人は平気でびしょ濡れになっています。意外と乾きが早いのです。

アマゾン川クルーズは騙された感じでした。ジャングルの中を、小さなボートで行くのかなと思っていましたが、幅2kmもある大河を、1時間ほどクルーズし、ちょっとした森の中を散策し、小さな船に乗り換えて、ピラニア釣りをし、釣ったピラニアをフライにして食べただけでした。

最後に訪れたレンソイス砂漠は、真っ白な砂が印象的でした。細かい石英の粒だけでできた砂漠なのだそうです。雨季になると多数の水たまり(ラグーン)が出現します。

そんなラグーンの一部に、魚が生息しているものがあります。乾季にはラグーンは消失してしまうのですが、乾季の間は卵の状態で、砂の中で過ごし、雨季に水が溜まると孵化するのだそうです。なんとも逞しい生命の営みです。
 
なお、今回は水に濡れる機会が多いので、アクアシューズを持参した方が良いと言われ、持って行きました。
アクアシューズと言うのは、乾きが早いのかと思っていたら、なんとスニーカーの方が早く乾くのです。エンジェルフォールに行くときに履いたのですが、2日間も濡れたままトランクに入れて移動しました。

またビデオカメラが防水ではなかったので、動画が撮れる防水デジカメを持って行きました。これは大活躍してくれました。但し、バッテリーの寿命が短いので、予備は必須です。


エンジン付きボートでエンジェルフォールへ


エンジェルフォール


空から見たエンジェルフォール


サポの滝


ヘリからみたイグスの滝


滝のそばまで橋で行ける


悪魔ののど笛


滝の下に入るボート
 
滝の近くでイグアナに遭遇


リオでのサンバショー


リオの丘に建つキリスト像


リオの街
 
空から見たレンソイス砂漠


ラグーンのそばを歩く


真っ白な砂漠


ラグーンに住む魚






























        カムチャッカ
        
10年7月


 もうそろそろ海外旅行も終りかなと言いながら「旅の友」をめくっていたら、夏季限定のチャーター便で「カムチャッカ花紀行」なるツアーがあるのを知り申し込みました。

週2便しか飛ばないウラジオストック航空の飛行機はリクライニングが壊れていたりとちょっと怖い飛行機でしたが、無事カムチャッカの空港に到着しました。が150人ほどの旅行者の入国手続きに2時間近くかかると言うのんびりした歓迎を受けました。

ホテルは何軒あるのか分かりませんが、我々の宿泊した「アバチャホテル」は部屋が狭くてトランクはベッドの上でしか開けず、シャワーヘッドホルダーが壊れていてシャワーが固定できず苦労しました。食事は6人がけの会議用テーブルに8人が座った感じでとても食事を楽しむ雰囲気ではありませんでした。

しかし、自然はすばらしいものでした。アバチャ山の麓は登山者の為のベースキャンプがあり、可愛い地ネズミが餌を欲しがって寄ってくるなど観光地化が進んでいる様子でしたが、それ以外のところは余り観光客も行かないようなところで道も無いお花畑を踏み荒らす感じで歩くしかないほどでした。

ただ、山へいく時に使う6輪駆動車は窓が開かずまるで蒸し風呂でした。予め団扇の持参を薦められていましたので、なんとか凌げましたが・・・。
素晴らしい自然は便利さとは裏腹な関係にあるようですね。


コリャーク山(3456m)と6輪車


エゾツツヂ


アバチャ山(2741m)を背景に


イワブクロ
 


釣りをしながら川下り


姫ヤナギラン

      ルーマニア・ブルガリア
        
11年6月


 ブルガリアのバラ祭りを見てみたいというアーチャンの希望で12日間のツアーに参加しました。コース案内でみるとバラ祭り以外はルーマニアでも、ブルガリアでもこれといった見どころもないツアーでしたが、ルーマニアのドナウ川が黒海に達する一帯にできたデルタ地帯を100人乗り位の船で巡るクルーズが意外と印象深かった。また「望郷のバラード」という物悲しい旋律に出会ったことも忘れられません。この歌が日本の天満敦子によって演奏されていることも知りました。

 一方、期待していたバラ祭りは「えっ?これがバラ祭り?」という感じで、小さなバラ畑に連れて行かれ15分ほどバラ摘みをした後、あぜ道でおばさんたち数人が民族舞踊を踊るのを眺めただけでした。
 あとで知ったのですが、実はその翌日がミスバラ祭りが選ばれたり、VIPが大勢参加したりのにぎわう日(日曜日)だったようです。

成田の出発ゲートで背の高い女子の集団に遭遇しました。全日本女子バレーの選手たちでした。記念撮影をお願いしたら快く応じてくれました。それにしても大きいですね。イタリアへの遠征とかで同じエコノミー席でした。。


山本愛選手と荒木絵里香選手


ドナウデルタ


ドラキュラ城


バラ畑でバラ摘み体験
 


あぜ道での民族舞踊


リラの僧院